寝る前に本を読む習慣をつけたら、夜が変わった。
考えすぎてなかなか眠れない夜が続いていた頃、「スマホを置いて本を読む」というたった一つのことを試した。
最初は10分も続かなかった。でも今は、本を開く時間が一日のなかで一番好きな時間になっている。
寝る前の読書は「逃げ場所」になる
夜に本を読む一番の効果は、「今日のことを考えるのをやめられる」ことだと思う。
仕事のこと、明日のこと、言ってしまった一言、やればよかったこと——夜はそういう思考が止まらなくなりやすい。
でも本を読んでいると、意識がその世界に引っ張られる。ほんの少しの間、「今日の自分」を忘れられる。
それが心の休息になる。
夜に向く本・向かない本
なんでもいいわけじゃない、というのが正直なところ。
夜に向く本:
- エッセイ・随筆(短い章で区切られていて読みやすい)
- 癒し・共感系の本(「わかる」と感じる本)
- 自然・旅・日常を描いた小説
- 詩集・言葉集(1ページでも完結する)
夜に向かない本:
- ビジネス書・自己啓発書(「やらなきゃ」という気持ちになる)
- スリラー・ホラー(脳が興奮する)
- 情報量が多いノンフィクション(頭が働きすぎる)
夜の読書は「インプット」じゃなくて「デトックス」。脳を興奮させない本を選ぶのがコツ。
「読まなきゃ」をやめると続く
読書が続かない人によくある原因が「読まなきゃ」というプレッシャー。
1冊読み切らなくてもいい。毎日じゃなくてもいい。気が向いた夜だけでいい。
途中で眠くなったら、それは大成功。本が「眠れない夜の薬」になっている証拠だから。
何十ページも読まなくていい。1ページでも、「あ、いい言葉だな」と思えたら、その夜は十分。
本棚は「夜の自分へのプレゼント」
本を選ぶ時間も好きになった。
「今夜の自分に何を読ませてあげようか」と考えながら本屋を歩くのが、小さな楽しみになっている。
疲れている夜のための本、泣きたい夜のための本、何も考えたくない夜のための本——そういう基準で本棚を作っていくと、夜がちょっと豊かになる。
今夜、スマホの代わりに本を一冊開いてみませんか。
Written by エル

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