「もっと自分を大切にしてね」
疲れている人に、よくかけられる言葉。
やさしい言葉のはずなのに、言われるたびに、ちょっと困ってしまう。
だって——「自分を大切にする」って、結局どうすればいいの?
ゆっくりお風呂に入ること?
好きなものを買うこと?
それも素敵だけど、なんだか表面的な気もする。
今日は、「自分を大切にする」の正体を、私なりの考え方で言葉にしてみました。
ずっとモヤモヤしていた人に、ひとつの答えが届きますように。
「自分を大切に」がわからないのは、やさしい証拠
まず伝えたいのは、「自分を大切にするってどういうこと?」とわからなくなるのは、あなたがやさしい人だからだということ。
人に振り回されて疲れる。
それって、裏を返せば、その瞬間、あなたは相手を大切にしているということなんです。
相手の気持ちを考えて、期待に応えようとして、空気を読んで動く。
それは立派な「思いやり」です。
でも、思いやりのベクトルが、相手にばかり向いてしまう。
自分の分が、いつも後回しになる。
だから、「自分を大切にする」が、わからなくなるんですよね。
あなたが冷たい人だからじゃない。
むしろ、やさしすぎるからこそ、自分への大切さを忘れてしまうんです。
自分を大切にする=やりたいことを実現すること
私が思う「自分を大切にする」は、シンプルです。
自分の本当にやりたいこと、大切に思っていることを、実現すること。
特別なごほうびを買うことより、もっと根っこの話。
「私は本当はこうしたい」を、ちゃんと叶えてあげること。
でも、ここで多くの人がつまずきます。
「自分のやりたいことを優先したら、わがままなんじゃないか」「自己中だと思われるんじゃないか」って。
たしかに、自分のやりたいことばかり通そうとすれば、自己中に見えるかもしれません。
でも——よく考えてみてください。
相手だって、自分だって、誰もが自己中な一面を持っている。
完全に自分を消して相手に尽くす人なんて、いません。
だから、「自己中はダメ」と自分を責めるより、大事なのは「バランス」なんです。
わたしの答え:「5:5」のバランス
ここからが、私がたどり着いた答えです。
自分のやりたいことが10あったら、5は自分を大切にするために実現する。残り5は、相手を思って使う。
この「5:5」が、ちょうどいい。
なぜなら——
- 自分が5未満になると、「相手ばかり優先している」と不平不満がたまる
- 自分が5を超えすぎると、相手から「自己中な人」と思われてしまう可能性がある
きっちり5にするのは、もちろん難しい。
でも、「5前後」を意識するだけで、自分にも相手にも、安定感が生まれます。
自分を満たしすぎず、相手に尽くしすぎず。
そのバランスが取れているとき、生活の満足度って、ぐっと上がるんです。
「自分を大切に」は、自分だけを優先することじゃない。
自分と相手の、ちょうどいいバランスを取ること。
それが、私の答えです。
バランスが崩れたとき、心は教えてくれる
このバランス、頭で考えなくても、心がサインを出してくれます。
「なんでいつも私ばっかり」と不満がたまってきたら
→ 相手に傾きすぎているサイン。自分の5を、少し取り戻していい時期。
「最近、誰かに冷たくしてるかも」と感じたら
→ 自分に傾きすぎているサイン。少しだけ、相手を思う5を足してみる。
不平不満も、罪悪感も、悪いものじゃありません。
「バランスが崩れてるよ」と、心が教えてくれているだけ。
そのサインに気づいて、5:5に戻していく。
その繰り返しが、自分も相手も大切にする、ということなんだと思います。
完璧じゃなくていい。揺れながら、ちょうどよく
正直、5:5なんて、いつもきれいに保てるものじゃありません。
ある日は相手に7、ある日は自分に7。揺れて当たり前です。
大事なのは、ゼロか100かにしないこと。
「全部自分を犠牲にする」でも「全部自分優先」でもなく、揺れながら、真ん中あたりに戻ってくる。
自分を大切にするって、特別なことじゃなかったんです。
自分の「やりたい」を、ちゃんと半分くらいは大事にしてあげる。
それだけで、毎日は少しずつ、自分のものになっていきます。
今日のあなたは、自分と相手、どちらに傾いていますか。
もし自分が後回しになっていたら、今日くらいは、自分の5を、少しだけ取り戻してあげてください。
まとめ
- 「自分を大切に」がわからないのは、あなたがやさしいから
- 自分を大切にする=本当にやりたいこと・大切なことを実現すること
- 誰もが自己中な一面を持つ。大事なのは「バランス」
- 答えは「5:5」。自分に5、相手に5。5前後で安定感が生まれる
- 完璧じゃなくていい。揺れながら、真ん中に戻ってくればいい


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